寝不足で脱毛を行うと痛くなる?
近年街角では医療脱毛を行うクリニックが目立つようになり、外部でムダ毛ケアする人は増えています。
ですが、クリニックの施術は永久的効果が望めるものの、傷みが心配で躊躇している人もいるかもしれません。
特に寝不足の日に施術すると痛みが増すという話も聞きますが、果たしてそれは本当でしょうか。
調べてみたので、これから施術予定の方はぜひ参考にしてみてください。
痛みを強く感じる時期はあるのか
結論から言うと、寝不足時は痛みを感じやすくなります。
それに、生理前や空腹時なども同様です。
睡眠不足や睡眠の質が悪いと痛みに敏感になることは、昔から医療関係者の間で知られていることでした。
不眠症の診断基準にも、痛みの悪化というのが症状の一つに入っています。
また、マウスをストレスのない環境で睡眠不足にした実験でも、痛みを始めとして、熱さや冷たさ、辛味成分など、痛覚に対しての刺激に過敏になることが明らかになりました。
ですから、施術前日だけでもたっぷりと睡眠をとって行くと、痛みを最小限にできることが期待できます。
それから、初めて施術を行う人は、痛みを強く感じることが多いです。
これは緊張して体が強張ってしまうことはもとより、毛量が多く毛が太いために、レーザーがより多くのメラニンに反応するという理由が第一です。
また、これまで自己処理を行ってきて肌自体の色素が濃くなっている場合も、レーザーの反応が高くなることが予想されます。
色素が薄い部位であっても、肌がとても乾燥していたり剃刀負けしていたりすると強く傷む場合があるため、注意してください。
痛みを感じやすい部位はあるの?
痛みが強くなる部位は、毛量の多いところや毛が太いところ、色素の濃いところなどです。
ほとんどの人が太くて硬い毛を持つVラインなどは、強く痛みを感じやすくなります。
また、皮膚が薄くて肉も少ないことも痛みを強くする要因となっています。
近年ではVラインとIライン、Oラインを併せたVIO脱毛が人気ですが、色素沈着が起きている人はさらに痛みが増すかもしれません。
脱毛時の痛みを軽減する方法はある?
施術時の痛みを和らげるには、睡眠を十分に取っていくことやスキンケアに気をつけるのが有効ですが、最も施術に適した時期に行うのが理想です。
その時期は、生理が終わってから排卵が来るまでの時期と言われています。
この時期に予約を取るのが難しい場合は、鎮痛剤を飲んでから行うのも一案です。
ただ睡眠不足時に感じる痛みには、一般的な鎮痛剤ではなく、カフェインとモダフィニルが効果的なことが判明しています。
モダフィニルは過眠症の治療薬に含まれる成分で、一般的には出回っていないため、濃い目のコーヒーやエスプレッソなどを飲んでから施術に臨むといいかもしれません。
また、麻酔クリームや麻酔テープを使用してから施術してくれるクリニックも多いです。
痛みが心配な場合は麻酔クリームや鎮痛剤を使用するのに加えて、冷やしながら行ってもらったり、スタッフと会話して気を紛らわしたりするといいのではないでしょうか。
クリニックでの施術の痛みは初回が最も強く、2回目以降からは毛量が減り細くなっていくので、回数を重ねるほど軽減されていくのが一般的です。
初回は特に生理後から排卵前の時期を狙って脱毛を行うといいでしょう。
また、クリニックでの施術回数は5回が目安となっており、施術が完了すればセルフケアが不要になることが期待できるので、それまでがんばりましょう。
痛みが心配な場合や、施術中に強く痛む場合などは、遠慮せずにクリニックのスタッフに申し出てください。
施術後に肌トラブルが起きる可能性はゼロではないので、我慢や無理は禁物です。